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香りに色付け
BRAND: Cire Trudon
CANDLE NAME: Dada
– Notes –
HEAD: ブッコノキの葉, ユーカリ
HEART: ミント、ティー
BASE: カモミール
今回はCire Trudon(シールトゥルードン)からDada(ダダ)キャンドルのご紹介です。
Cire Trudonは1643年パリで創業され、今もなお現役営業する世界最古の歴史を誇る老舗キャンドル(ロウ)メーカーです。創業された1643年に日本はどんな時代を過ごしていたかを調べてみたら、江戸時代でちょうど鎖国し始めてから数年の時になります、そう考えるとなんだか不思議な感じですね。
Cire Trudon(シールトゥルードン)は、創業者であるClaude Trudon(クロード トゥルードン)がパリ・サントノレ通りで食料雑貨やキャンドルを販売するところから始まり、その後ルイ14世をはじめとする王室、ベルサイユ宮殿や多くのフランスの教会にキャンドルを供給していきます。また、フランス革命や産業革命などの大きな時代の流れに呑み込まれることなくキャンドルメーカーとしての存在を示し続けていきます。1889年のパリ万国博覧会ではキャンドル作りのノウハウが評価され、金賞を受賞します。
キャンドルの特徴的なエンブレムには何百年もブランドの繁栄と高い品質に貢献してくれたハチへの敬意として「ハチの巣」のシンボルと王室御用達の証として「ルイ14世の紋章」がほどこされています。また、ガラス容器はイタリア・トスカーナの工房でつくられる手吹きガラスになっており、深い緑のガラス容器と金のエンブレムが華やかな存在感と気品を表しています。
Cire Trudonの存在を知った時はブランドの歴史にとても感動し、何百年もフランス人に愛されたキャンドルってどんなキャンドルなんだろう、とワクワクしました。
そしてCire Trudonのキャンドルを買うことでなぜこれだけ長く愛されてきたのか、クォリティの高い一流のキャンドルについても学ぶことができました。
正直言うと初めはブランドの歴史と知名度に惹かれたのですが、実際灯してみて、さすがだなぁ、と感動しました。原材料は100%植物性由来成分のみで芯もコットンを使用し、公式サイトにも記載されていた通り、炎もとても安定しており、煙もでず、ワックスも綺麗に溶けました。
Waxについて
Trudonキャンドルのワックスは、その優れた香りと燃焼性の源である特定の開発から生まれたものです。正しくお手入れをすれば、煙が出ず、グラスの側面にワックスが残ることもありません。The wax formulas of the Trudon candles are the fruit of specific developments which are the source of its exceptional olfactory and burning qualities. When correctly taken care of, no smoke leaves a Trudon candle and no wax is left on the sides of the glass.
公式サイト
香りのイメージは個人的にはリラックスというよりは頭が冴える香りに感じました。
人によってはリラックスできる香りだとは思うのですが、多分私自身がこういった香りに慣れていないこともあり、とても新鮮に感じたのだと思います。
キャンドルテーマが「Dada」であるだけに、その世界観に浸るように「固定概念を破壊し、新しい芸術を生み出すという事とはどういう事なのだろう」と香りを楽しみながら考えてみていました。
ティーの深く渋い香りとフレッシュなミント、ユーカリやカモミールのスッキリとした香りが混ざったような香りに感じました。
香りに色付けするとき、ガラスの容器である深い緑に近いイメージが最初出てきたのですが、その後は色が綺麗に混ざった色で見え、手元にある少ない絵の具で表現するのはいつもよりちょっと難しかったです。
他のシリーズもテーマに合わせての香りでとても興味深いのぜひ買って灯してみたいです!
●キャンドル参考価格
▷100g 6,930円(税込)〜
▷270g 11,000円(税込)〜(今回ご紹介したキャンドルのサイズ)